2019.01.29

家庭教師が教える!家庭での勉強方法

「勉強をしなければいけないのは分かっているけれど、なかなか始められない」
「いくら言っても勉強しようとしない」
こういった悩みを抱えている子どもや保護者は多いですよね。
特に家庭での勉強は、子ども自身が「やろう!」と思わない限りできません。

本来であれば、新しい知識を身に付けたり、解ける問題が増えていったりすることは楽しいはずです。

勉強をすることで世界が広がり、新たな分野に興味や関心を寄せることもありますよね。
ところが残念ながら、多くの子どもは勉強が嫌いで、なるべくなら避けたいと思っているようです。

なぜ勉強を苦痛に感じてしまうのでしょうか?
その原因として、

などが考えられます。では、これらの問題を克服するにはどうすればいいのでしょうか。
今回は、勉強習慣の身に付け方や、勉強の仕方が分からない子へのアドバイスを紹介します。

 

2.勉強を習慣付けるにはどうすればいい?

2-1 生活リズムの中に勉強を組み込む

「今日はいつ勉強をしようかな」「勉強の前に30分だけゲームをしよう」などと考えてしまうと、なかなか勉強を始めることができなくなってしまいますよね。
毎日の勉強をスムーズに行うには、勉強を生活リズムの中に組み込むことが大切です。
例えば、「学校から帰ってきたら手を洗い、おやつを食べたら机に向かう」という風に、毎日決まった流れを作りましょう。
決まりを作って数週間は、勉強を始めるのがしんどく感じるかもしれません。
ですが次第にリズムが身に付き、無理なく勉強を始められるようになっているでしょう。

2-2 勉強環境を整える

勉強机に座ったとき、なにが目に入るでしょうか。
マンガやゲームが出しっぱなしになっていたり、机の上が乱雑でノートを広げる場所がなかったりしていませんか?
勉強環境が整っていないと、当然やる気は起きません。
勉強をするときには、勉強以外の刺激をなるべく排除しましょう。
また、近年話題になっている“リビング学習”もおすすめです。
親の目が届くところで勉強をすることで、集中して勉強に取り組むことができます。
また、保護者が子どもの学習理解度を把握しやすいというメリットもありますね。

2-3 やる気がなくてもできることから始める

勉強は、やり始めるまでに最もエネルギーが必要です。
やる気が出ないときに難しい問題から始めようとすると、もっとモチベーションが下がってしまいますよね。
そんなときには、無理をせず、やる気がなくてもできそうなことから始めましょう。
「簡単な音読から」「得意な漢字から」などできることから始めることが勉強のウォーミングアップになり、その他の勉強へスムーズに移行することができます。
「とりあえず5分だけ」などと、時間を目標にすることもおすすめです。
やり始めることさえできれば、徐々に集中して取り組むことができるでしょう。

2-4 勉強に対する自信をつける

勉強が終わったら、その日できるようになったことを確認しましょう。
読んだ教科書や書いたノートを眺めるだけでもかまいません。
「今日も勉強を頑張った」「昨日解けなかった問題が解けた」という経験が勉強を楽しくし、勉強に対する自信につながります。
勉強内容を思い出して復習する効果もあり、一石二鳥です。
成功体験や克服体験は、勉強だけでなく、自分への自信にも繋がります。
勉強を通して自分に自信をつけ、勉強以外のことにも挑戦する力を身に付けましょう。

3.どんな家庭学習をすればいい?

3-1 勉強のスケジューリング

中学受験を目指す場合、小学5年生の間には先取り学習を終わらせ、6年生は発展問題や過去問を解く必要があります。
大手塾では中学受験用の模試も実施されており、これを指標にすることもできるでしょう。
しかし、当然ながら、中学受験は高校受験ほど一般的ではないため、受験に関する情報や子どもの偏差値に不安を抱える保護者も多いです。
塾や家庭教師など、中学受験のプロと連携を取ながら受験を目指すのがおすすめです。
中学受験を考えない場合は、学校の進度に合わせ、家庭学習では復習を中心に行うのがいいでしょう。
無理に予習を行う必要はなく、学校で新しいことを学ぶ“ドキドキ”“ワクワク”感を大切にしてください。

3-2 勉強時間や勉強内容

小学生が家庭学習を行う時間は、「学年×10+0~10分」が理想だと言われています。
1年生で20分、6年生で60分~70分ですね。
もちろん、中学受験を目指している場合はもっと勉強時間が必要ですが、まずは「学年×10+10分」を目標に取り組みましょう。
基本である宿題はもちろんやりますが、先生の出す宿題の量が少なかったり、日によって宿題の量にバラつきがあったりすると思います。
宿題だけで目標時間に届かない場合は、自主学習で補ってください。
通信教材や市販のドリルもいいですが、教科書を使うこともおすすめです。
詳しくは次項で紹介しますね。

3-3 教科書の効果的な使い方

「教科書や学校で使うもの」「宿題で必要なときだけランドセルから取り出す」そう思っている人が多いのではないでしょうか。
教科書は学習の基本ですから、家庭での自主学習でも活用することができます。
例えば、算数の教科書には、各章の終わりにまとめの問題、最後には学年の総まとめ問題があります。
国語の教科書の最後には新出漢字や新出単語の一覧があります。
もちろん学校でも取り組みますが、こういった復習は回数を重ねることが大切です。
家でも何回も解き、学習の定着を図りましょう。

4.勉強が嫌いな子はどうすればいい?

4-1 「勉強しなさい」は封印

 

まず、「宿題しなさい」「勉強しなさい」といった声かけは逆効果です。
誰しも子どもの頃、親に向かって「今やろうと思っていたのに!」と言った経験がありますよね。
やろう、やらなければ、と思っているところへ高圧的に指示されると、どうしても反発してやる気をなくしてしまいます。
勉強が嫌いな子も、心のどこかで「本当は宿題をやらなくちゃ…」と思っているはずです。
「やらなきゃいけないのは分かっているけれど、できないんだ」という子どもの気持ちも理解し、寄り添うようにしましょう。

4-2 保護者も一緒に勉強する

では、どのような声かけがいいのでしょうか?
おすすめは「一緒に勉強しよう!」です。
一緒に勉強と言っても、隣に座って見ているだけではただの“監督”です。
そうではなく、リビングで同じ机に向かい、本当に一緒に勉強してみましょう。
取得したい資格の勉強でも、漢検の問題集でも、気になる学校の赤本でも、なんでもかまいません。
時には、子どもと同じ問題をノートに書き写し、解くスピードを競争するのもいいですね。
小学生になると身辺自立が進み、いつの間にか勉強まで本人任せになってしまいます。
しかしまだ子どもですから、自分の力だけで勉強に対するモチベーションを上げたり、やる気を持続させたりすることは難しいものです。
保護者も一緒に勉強することで、いつもより勉強が捗るかもしれませんよ。

4-3 なにが分からないかを確かめる

勉強が嫌いな一番の理由はなんでしょうか。
おそらく、「分からないから」だと思います。
分からない勉強ほど、苦痛なものはありません。
まずは丁寧に話を聞き、なにが分からないかをはっきりさせる必要があります。
二桁の割り算ができないのか、一桁の割り算も難しいのか、九九はマスターできているのか…
このように「分からない」原因を探り、つまずき始めたところまでさかのぼって勉強するようにしましょう。
また、できない問題ばかりを続けて解いているとどんどんやる気を失ってしまいます。
復習の意味も込めて、解ける問題にも取り組み、勉強に対する自信を失わないように気を付けましょう。

4-4 スモールステップを設置する

勉強が嫌いなのに、いきなり「今日は30分勉強しよう!」「ノート2ページ分頑張ろう!」と言ってもやる気は起きません。
保護者からすれば「たったそれくらい」と思うかもしれませんが、勉強が嫌いな子にとっては途方もない時間や量に思えるものです。
そんなときには、スモールステップを設置しましょう。
「5分」や「3問」など、子どもが「それなら頑張れそう」というところに目標を設定します。
目標を達成したときにリズムに乗っていれば、もっとできるかもしれません。
ですが、それ以上勉強するのが難しいと感じたら、本当にその日は終わりにしましょう。
無理に勉強時間を引き延ばそうとすると逆効果になってしまいます。
その代わり、この方法を毎日コツコツと繰り返しましょう。
そのうち家で勉強することに慣れ、「今日は10分できそう」「5問目までは解けそう」と、机に向かう時間が増えていくでしょう。

5.おわりに

以上、勉強習慣の身に付け方や、勉強が嫌いな子へのアドバイスなどを紹介しました。
毎日の勉強をストレスなく行うには、コツコツと取り組むしかありません。
勉強が習慣になるまでには時間がかかりますから、「来年になったら」「次の学年になったら」などと先延ばしにせず、今日から始めてくださいね。
早いうちに勉強が習慣化すれば、高校受験や大学受験、その先の勉強も苦痛ではなくなります。

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