2018.09.17

他の教科にも好影響!しっかり基礎学力を上げていく漢検の勉強法

日本漢字能力検定(漢検)の勉強は、他の教科の学力向上にも役立つということをご存じですか?漢字能力のアップは語彙(ごい)理解と語彙数の確保につながり、さらに国語の基礎学力を上げることができます。どの教科でも国語力の基礎が大切になっており、学校目標として漢検取得を目指す中学校も出てきています。そこで、漢検合格に向けた勉強法をいくつかピックアップします。

まずは現状把握。何級からチャレンジすればいいんだろう?

まずは、今の実力の確認をして、受ける級を決めます。「公益財団法人 日本漢字能力検定協会」の公式サイトに過去問が掲載されていますので、3級(中学卒業レベル)か4級(中学在学レベル)の問題を見てみて、受ける級を考えましょう。

http://www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree/example.html

4級が難しいと感じたら、5級から勉強します。逆に漢字が得意な人であれば、準2級や2級も視野に入ってきます。実際のテストでの時間配分はイメージしにくいので、過去問は、試験の本番と同じように時間を計ってやることも大切。

問題集は何でも良いので、自分が見やすいと思ったものを選びましょう。
設定した受験日までの予定を立てて、少しずつやれば負担も少なくて済みます。
漢検協会監修の問題集を紹介しておきます。記載されている目安期間ではなく自分にあった予定を立てましょう。

日本漢字能力検定協会「漢検 漢字学習ステップ」

http://www.kanken.or.jp/kanken/textbook/step.html
幅い広くレベルに応じた漢字学習ができます。

日本漢字能力検定協会「漢検 漢字学習ステップ」

http://www.kanken.or.jp/kanken/textbook/field.html
苦手分野がわかっている人向き。

辞書の活用「辞書引き学習」書いて覚えるのは面倒というあなたに

2級~4級の漢検の出題内容は、漢字の読み書取・四字熟語・熟語の構成など暗記が中心。
問題集の間違ったところや、漢字の意味等わからなかったことは、辞書を使って確認しましょう。

今の中学生の中には、小学生の頃、「辞書引き学習」という学習法をやったことがある、聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか?

Twitter(ツイッター)/付せんがすごいことになっている辞書(深谷圭助教授)


辞書引き学習は、中部大学現代教育学部教授 深谷圭助氏が提案した辞書を活用した学習法。付せんを大量に使うインパクトで話題になり、多くの小学校で導入されました。
大手の教育関連出版社が競って推奨しテレビの教育番組でも特集され、専用の付せんが販売されるほど、一大ブームになりました。

小学生向きの勉強法と侮(あなど)ってはいけない!

辞書引き学習は、やったことがない人にも漢検の学習に取り入れてみて欲しい勉強法です。
ノートに書くのは苦手だし、集中力が続かないから飽きそうという人にとって続けやすいので、年代に関係なくおすすめしたい。
結果が目に見えるので、モチベーションが上がり、達成感を得ることができます。

出典/「辞書引き学習の深谷圭助公式ホームページ」
http://www.jishobiki.jp/profile/

遊び心を利用する!わずかな隙間時間にピッタリな勉強法

部活が忙しかったり、提出物や課題が集中したりする時に、勉強の合間のご褒美(ほうび)代わりに活用したいのが漢字検定のアプリ。

「公益財団法人 日本漢字能力検定協会」の公式アプリ

無料で試せる「漢字能力実力診断」にトライすると、現在の実力がわかります。(ドリルは4級から有料)
またおもしろい機能の中に、次回の検定試験日をカウントダウンしてくれるカレンダーがあるんので、スケジュールがイメージしやすい。

「漢検トレーニング」

2級~6級まで。出題内容に沿った9種のジャンルに分かれています。5問1セットの練習問題と10問1セットの実力テストが便利です。

ただしアプリに頼りすぎるのは禁物。
特に漢字の書き取り問題は、どのアプリも書き取りの正誤認識が甘く、参考にならないという声が多く信頼できません。

試験に向けて「ていねいに書くこと」

「土」と「士」が見分けにくいなど、字体のクセや略字で、画数が変わってしまい正解にならない場合があります。
漢字の書き取り問題では、教科書の字体をお手本にすることを心がけ、普段からていねいに書きましょう。

まとめ

書いて覚える、まとめるのが好きという人は、付箋を使わずとも辞書引き学習を応用してノートや単語カードにまとめるのもいいでしょう。上手に辞書を活用して欲しい。
漢字を丸暗記するのではなく、漢字や書けても意味があいまいなものは、辞書を引いて、活用方法にも目を通すようにします。
そうしたひと手間が、漢字能力をアップさせ、語彙理解と語彙数の確保につながり、さらに国語の基礎学力を上げることになるのです。

アプリ学習は、ひらめきや瞬発力を育むのにとても良い勉強法です。
ただそれだけでは、漢検に合格することはできても、漢検学習で培いたい国語の基礎学力を養うこと難しいので、必ず他の勉強法と組み合わせてくださいね。

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