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発達障害

WISC(知能検査)ってなに?結果の読み解き方と注意点

公開日:2025.06.25/更新日:2025.06.24

「うちの子、ちょっと他の子と違うかも?」と感じたときに「忘れ物が多い」「話を聞いてないように見える」「テストになると実力が出ない」そんな日々に悩んでたりしていませんか?

実はそれは、子どもの認知のクセと関係していることがあります。

WISC(ウィスク)は、そうした子どもの考え方の特徴を可視化してくれる心理検査です。

特に、発達障害やADHDなどの傾向がある子の支援や理解に役立つとして、教育や医療の現場で広く活用されています。

この記事では、WISC検査の基本から結果の見方、家庭での活かし方を解説していきます。

WISC(ウィスク)ってどんな検査?

子どもの「認知のクセ」が見える知能検査

WISCは、子どもの知的能力を4つの観点から測る検査です。

対象は5歳〜16歳11か月になります。

IQ(知能指数)を出すだけではなく「どの力が得意で、どの力が苦手なのか」を具体的に知ることができるのが大きな特徴です。

発達障害や学習障害の傾向を見つける手がかりに

WISCは、発達障害(ASD)、ADHD、LD(学習障害)などの特性を理解する助けにもなります。

「じっと座っていられない」「文章を読むのが苦手」「算数の応用ができない」といった困りごとを、表面だけでなく認知のしくみから考えることができます。

WISCの基本構成は「4つの指標」

検査では、合計10〜12の課題を通して、以下の4つの力を測定します。

  • 言語理解(VCI)
  • 知覚推理(PRI)
  • ワーキングメモリー(WMI)
  • 処理速度(PSI)

それぞれに得意・不得意があり、IQの数値以上に、この「バランス」が大切なのです。

検査でわかる「4つの指標」とは?

言語理解(VCI)言葉の力を見る

VCIは、語彙力・言葉の理解・一般的な知識を使って、「言葉で考え、説明する力」を見ます。

本や会話が好きな子は得意なことが多く、逆に言葉に詰まったり、あまり喋らないタイプの子は、ここに苦手さが出ることがあります。

知覚推理(PRI)図形や空間の理解力

PRIは、パズルや積み木などの視覚情報を処理して考える力です。

数学や理科の図形問題に関係することも多く、身体や手を動かすことで考えるのが得意な子に強みが出やすいです。

ワーキングメモリー(WMI)覚えて使う力

WMIは、「短期的に覚えた情報をすぐに使う力」。

例えば「3×4+2は?」という問題を、頭の中で一時的に記憶しながら処理する力です。

ADHDの特性があるお子さんは、ここに課題が出ることがあります。

処理速度(PSI)情報を素早く処理する力

PSIは、見たものを早く、正確に処理するスピード。書くスピードや、問題を見て判断する速さに関係します。丁寧だけど時間がかかる子は、ここが低めに出ることもあります。

WISCの結果をどう読み解く?

全体のIQより「ばらつき」に注目

「IQが○○だった!」と結果の数字だけを見て一喜一憂する方が多いのですが、実は大切なのは「どの力が高くて、どの力が低いか」という内訳の方なのです。

IQに20以上の差があると、「不均衡」があると見なされ、配慮が必要なケースとされます。

なので、数字の高い低いではなく、全体のバランスを気にして、数字を見てあげましょう。

強みと弱みを“見える化”するためのツール

例えば、WMIが低い子は「話を聞いてるようで抜けてしまう」ことがあります。

でも、「集中力がない」と責めるのではなく、「一度に言わず、分けて伝える」などの工夫で理解しやすくなるのです。

偏差値や数値に振り回されないことが大切

検査結果は「診断」ではありません。
あくまで子どもを理解するための参考材料にしましょう。
親として「うちの子にはこういう特性がある」と知っておくことが、今後の子どもの生活や将来に大切になっていきます。

よくある疑問Q&A

「IQが低い」と言われたけど大丈夫?

IQの数値だけで「能力が低い」と決めつけるのは早計です。

特に発達特性のある子は、特定の力が極端に低く出てしまうことがありますが、それは「活かせる強み」がある場合も多いのです。

何歳から受けられるの?再検査は必要?

WISCは5歳〜16歳11か月までが対象になります。

数年おきに検査することで、成長による変化や支援の成果を確認することもできます。

結果は学校や受験にどう影響するの?

WISCの結果をもとに、学校での配慮をお願いすることができます。

また、受験での合理的配慮(時間延長や別室受験)の申請にも使われることがあります。

なので、学校での相談も視野に入れておきましょう。

WISCを活かすための家庭での関わり方

「苦手を補う」より「得意を伸ばす」

苦手を無理に克服させるより、「この子はこれが得意なんだ」と気づき、そこを伸ばす方が、結果として、「やる気」や「自信」になり、子どもの自己肯定感につながります。

家庭教師や支援の選び方の参考に

WISCの結果を見れば、「どんな教え方が合っているか」が見えてきます。

例えば、言語より視覚での説明が効果的な子には、図解や実演を中心にした家庭教師が相性が良いです。

検査結果を子どもにどう伝える?

伝えるときは、「あなたはこういう考え方ができるんだよ」と強みを一緒に伝えるのがポイントです。

数字でラベルを貼るのではなく、可能性として伝えることで、子ども自身も前向きになれます。

まとめ:WISCは“子ども理解”のスタートライン

WISCは、単なる「頭のよさ」を測る検査ではありません。

結果の数字に一喜一憂するのではなく、バランスを見て、強みを伸ばしながら寄り添っていくことが何より大切です。

その子がどう感じ、どう考え、どう学ぶかを知るための大切なヒントがつまっています。

検査をきっかけに、子どもとの向き合い方がやさしくなったり、色々な変化があるかもしれません。

お子さんに合った学び方を見つけるきっかけとして、WISCをぜひ前向きに活用してみてください。

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でも、ホームページやチラシだけではどこがうちの子に合うのかわからないわ・・・他の会社とも比較したいし・・・

どんなことにもわかりやすく答えます