発達障害とは?発達障害児におすすめの6つの勉強法もご紹介!
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「子どもに発達障害があるんだけど勉強についていけるか心配」
「発達障害児におすすめの勉強法ってない?」
発達障害のある子どもの勉強法にお悩みの方も多いのではありませんか?実際に勉強で遅れをとることも多く、やる気を無くしてしまうケースも少なくありません。
しかし、発達障害児には発達障害児に適した勉強法があり、そちらを実践すれば成績がぐんぐん伸びます!
この記事では発達障害とはどういったものなのかを解説し、発達障害児におすすめの6つの勉強法もご紹介します。発達障害のお子さんがいる方は、ぜひじっくり読んでみてください。
発達障害って何?
発達障害とは、生まれつき脳に障害があるため言葉の発達が遅れたり、対人関係がうまくいかなかったりなどの症状が現れる障害の1つです。
他人との関係づくりやコミュニケーションが苦手な傾向がある反面、特定の分野では優れた能力を発揮することも少なくありません。美術や音楽など、アーティスティックな能力を持った発達障害を持った方がいることも事実です。
薬物療法などである程度は抑えることも可能ですが、発達障害の根本的な治療法はないとされています。したがって、うまく付き合いながら日常生活を送るための生活訓練などの療育が不可欠とされています。
発達障害の原因とは?
発達障害になる原因として考えられているのが、脳の機能障害です。生まれつきのものと考えられていますが、明確な発症メカニズムは未だに解明されていないのが現状です。
胎児期の感染症(風疹など)や農薬の影響などが発症に関与しているとの説もあります。
なお、親の育て方や愛情不足が原因といった説もありますが、医学的にも明確に否定されています。
発達障害の主な症状
発達障害の症状は一人ひとり異なります。
たとえば、発達障害の中でも発症率が高いとされている「自閉症スペクトラム障害」には以下のような症状が見られます。
- コミュニケーションが苦手
- 融通が効かない
- こだわりが強い
「注意欠陥・多動性障害」に関しては、以下のような症状が見受けられます。
- 注意力が散漫
- 衝動性の高い行動が見られる(じっと椅子に座ってられない)
- 集団行動が苦手
「学習障害」の場合は、知的水準や身体の機能に大きな障害はありません。しかし、読み・書き・計算など特定の分野の学習能力が著しく低いのが特徴です。
なお、症状のタイプや重症度合いにより、成長すると症状が目立ちにくくなることもあります。一方で、二次的に不安症状やうつ症状など精神的な変調が併発するケースも少なくありません。
発達障害児のおすすめの学習方法6つ
発達障害児の特徴を理解し、その子どもにマッチした学習方法を選択すれば成績がアップすることは難しくありません。
ここでは、発達障害児におすすめな6つの学習方法をご紹介します。
- 絵や文字を使う
- 文章に細かく区切りをつける
- 定規や厚紙シートを利用する
- 机以外で勉強する
- ICTを活用する
- 目や耳への刺激が少ない環境を提供する
この機会に子どもにマッチした学習方法を探してみてください。
絵や記号を使う
発達障害児に多いのが、文字を読むのが難しいというものです。ただ、文字から理解するのが難しいだけであり、絵や記号を用いることでスムーズに理解できることも少なくありません。そこで実施してもらいたいのが、絵や記号を多く扱った課題です。
漢字の学習をするケースであれば、意味に関連したイラストを入れてある課題が良いでしょう。算数を学習する際は、ピザやケーキなど複数に分けられているような絵が掲載されているものがおすすめです。国語の課題であれば、絵本のようなものを導入するのも1つの方法です。
文章に細かく区切りをつける
発達障害児に多いのが、長い文章を理解するのが難しいというものです。そこでおすすめなのが、文章に細かく区切りをつけてみることです。
たとえば、教科書や参考書の文章を分節やまとまりごとにマーカーなどで「/(スラッシュ)」を入れてみてください。言葉のまとまりを意識しやすくなり、スムーズに読めるようになるケースも少なくありません。
定規や厚紙シートを利用する
飛ばし読みをする発達障害児も多いです。飛ばし読みを避けるためには定規や厚紙シートを当て、1行ずつ読めるようにするのがおすすめです。厚紙を工作し一行だけ見える窓つきシートを作成するのも良いでしょう。
机以外で勉強する
机に座った状態での学習では集中できない発達障害児もいます。勉強は机に座らずともできるので、柔軟に対応しましょう。
- 立って勉強する
- 歩きながら勉強する
- お風呂に入りながら勉強する
以上のような勉強法でもしっかりと頭に入る発達障害児はいます。ながら勉強でも問題ないので、子どもが集中しやすい勉強スタイルを探してみてください。
ICTを活用する
- パソコン
- タブレット
- スマホ
以上のようなICTを勉強に取り入れるのもおすすめです。
小中学校では、デジタル教科書の導入も始まっています。さまざまな機能があり、子どもの特性にあった使い方もできます。より効率的な学習ができるので、日常的な勉強にも積極的に取り入れましょう。
なお、ICTを活用した教材には以下のような機能がついていることもあります。
- ハイライト機能
- ふりがな機能
- 読み上げ機能
- 文字の拡大表示機能
目や耳への刺激が少ない環境を提供する
発達障害児の特徴の1つとして、外部の刺激を受けやすいといったものがあります。音であったり視覚的なものであったりなど、刺激がある状態だと集中できず効率的な勉強ができません。
自宅で勉強する際は、静かな部屋を用意しましょう。窓からの刺激に影響を受けることもあるので、カーテンをしめるなどの対処も必要です。
学校や塾の場合は窓際や後ろの席だと集中しにくいので、教卓の前など先生が見えやすい位置が良いでしょう。
まとめ
発達障害があっても、子どもの特性にあった勉強法を採用すれば勉強に対する意欲も高まり、成績アップも難しくありません。この記事では、発達障害児におすすめな勉強法もご紹介したのでお子さんに合わせてチャレンジしてみてください。
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