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勉強方法

15分周期の学習時間で集中力アップ!人間の集中力は15分まで

公開日:2020.01.08/更新日:2020.01.08

テスト前の勉強などで、何を重視して勉強していますか?学習内容やページでノルマを決めているお子さんもいるなかで、学習時間でノルマを決めているお子さんもいらっしゃるのではないかと思います。

学習効率を上げるためには、何を重視して勉強すればいいのでしょうか?せっかく勉強するのなら、がんばった分学習効率がともなう勉強になった方がいいですよね。

今回は、集中力を維持するための学習時間について説明をしていきます。

 

1.人間の集中力は15分?

「人間の集中力は、15分が限界だ」といわれています。

これについては説がさまざまあり、集中力は30分しか持たないという方もいれば、60分までが限界と唱える方もいます。

長時間勉強すればするほどいいと思う方もいるでしょう。そもそも15分という限られた時間で学習効果が高まるのでしょうか?

60分間集中して勉強するお子さんよりも、15分間集中する勉強を繰り返し、合計45分(15分×3)勉強したお子さんの方が点数が上がりやすい傾向があることが調査で明らかになっています。

少し考えてみてください。

たとえば、社会人になって社内で会議が開かれたとします。ダラダラと進行し、決めるのにどうのこうのと話し合い、そして脱線し、決まらないままこんな時間に・・・。時間を意識せずに会議をおこなうと、必要のない無駄な時間を生産してしまいがちです。1時間と決めていても、「まだ1時間もあるから」となり、進行もゆっくりになりがちなのです。
これは友達と学校やカフェなどでダラダラとお話ししているとき「あ、もうこんな時間だ!」とハッとするときと似ていますね。

同じ状況のときに、会議の時間を15分や15分×2で30分と決めたとしましょう。

時間の制約があると決めることをさっさと決めなければならないですし、会議の進行も無駄を省くことができそうです。「次はこれを決めて、次は・・・」などと、ダラダラすることから抜け出すことができるはずなのです。
「1時間もある」という余裕と、「15分以内で終わらせる」というのはどちらの方が集中力が上がるかは想像しやすいと思います。
15分というキーワードで説明していますが、「15分周期」というのは、世界のさまざまな場面で使われています。

たとえばサッカー。サッカーの試合は前半45分後半45分、合計90分です。そして前半後半のハーフタイムは15分以内と設定されています。試合時間はそれぞれ45分(15分×3)、ハーフタイムは15分と、見事に15分周期となっています。

これはサッカー選手の体力を考えてというのが一番だと思いますが、集中力の影響のことも考えてのことのはずです。

また、睡眠時間などは90分周期にすると睡眠の質が高まると言われています。「90分」というのは15分の倍数ですね。

このように勉強や仕事以外にも、スポーツや睡眠時間にも15分周期という効率を高めるルールが存在するのです。

15分周期という短時間で一点集中した方が、人間は高いパフォーマンスを発揮しやすいのです。

 

2.学習時間を15分周期にすることでわかったこと

学習時間を45分(休憩をはさみながら15分×3)にしたとき、60分間勉強したときを比べると、45分(休憩をはさみながら15分×3)にしたときの方がテストで好結果を出しやすいことが研究で分かっています(東京大学薬学部、池谷裕二教授の監修による、株式会社ベネッセコーポレーション協力の調査により)。

学習時間を実際に15分周期にすることで、どのような変化が起こるのでしょうか?

中学1年生に中2・中3レベルの英単語のテスト勉強を
①60分学習グループ
②45分学習グループ
③45分(休憩をはさみながら15分×3)学習グループ
に分けて学習させ、その後の影響を調査しました。
1日目のスコアは①の60分学習グループが③を上回りましたが、翌日実施したテストでは、③の45分(休憩をはさみながら15分×3)の学習グループが①の60分学習グループのスコアを上回りました。これを1週間継続することで、テストのスコアは
・翌日… ①グループ:③グループ=15.40:16.32 わずか1.92ポイントの差
・1週間後… ①グループ:③グループ=16.00:18.75 差は2.75ポイントに!

このような結果となり、③の45分(休憩をはさみながら15分×3)の学習グループは①の60分学習グループと比べ時間が経過するとともに差を大きく引き離しています。

同じように見てみると
・①グループのスコアの変化 翌日:1週間後=15.40:16.00 0.60ポイント上昇
・③グループのスコアの変化 翌日:1週間後=16.32:18.75 2.43ポイント上昇!!

となり、やはり③グループの方が結果は伸びています。

(出典:http://www.asahi.com/ad/15minutes/)

お分かりいただけましたか?
休憩をはさみながら15分周期を重ねた方が、合計の学習時間が短いにもかかわらず、60分休憩なしで勉強したときと比べて、高い学習効果を生み出しているのです。

60分周期では、学習時間が進むとともに次第に集中力が低下しましたが、特に15分過ぎ、40分過ぎを中心に、大きく集中力が低下していることがわかりました。

一方、休憩をはさみながら15分周期を重ねることで、集中力が低下しても、全体的な学習時間の集中力に注目すると、一定以上の集中力を維持しながら勉強できたという結果が出ました。休憩時間はもちろん頭を休ませることに専念し、「頭を使うパズルのような作業」「何かを整理する時間」には使いません。

手を洗ったり、外の空気を吸ったり、椅子から立ち上がり歩き回ったり、という休憩方法も効果的でしょう。

このように、休憩時間を取りながら上手に集中力を回復させ、短時間で集中して勉強するほうが学習効果を得やすいのです。

 

3.15分周期の心がけで、量と質も向上

この15分周期の勉強法は、忙しい中学生や高校生におすすめです。部活や勉強を両立するほか、塾や習い事などがあるとどうしても学習時間を確保するのが難しいのではないでしょうか。

15分周期の勉強なら、朝学校に行く前や、習い事から帰って疲れているときなどにも、無理せず勉強のスケジュールを組み込むことが可能です。

60分などダラダラ勉強するよりも時間を意識して15分間テキパキと勉強することで、量(学習量)だけでなく質(短い時間でも高い集中力で勉強「わかった」「できた」)も確保することができます。

また、15分周期の時間を意識することは学習効果の向上はもちろん、さまざまなメリットをもたらします。

①15分でどれだけの量がこなせるか
これは普段の勉強だけでなく、テストのときや受験のときなどにも生きてくる感覚です。15分という時間を普段から意識して勉強することで、「15分でどこまでできるか」「ここまでできそうだからこの後は違う勉強にしよう」などと、学習計画を計算できるようになってきます。

②社会人になってからの時間感覚に生かされる
社会人になると、中学生や高校生のときと比べ、より短時間で成果を求められます。そうなったときに短時間で集中できる力は必要不可欠です。短時間で仕事に集中し成果を上げることで評価にもつながりますし、なにより残業時間を減らすことができ、無駄な労働を減らせることにもつながります。自分の時間もより多く確保できるに違いありません。

忙しいお子さんであればなおさら、15分周期の学習を試してほしいと思います。勉強ではプロセスも大切ですが、やはり結果を求めたいものですよね。だからこそ、集中力を高めてより効率的に勉強したいものですよね。

 

4.最後に

15分周期の勉強は集中力だけでなく、実際の学習効果が上がることも調査の結果判明しています。長時間勉強することよりも、集中力を高めて勉強することの方が大切です。たとえ短時間の勉強になったとしてもです。
勉強時間を工夫することで、学習効果を最大限に高める勉強を意識していただきたいと考えています。ぜひ15分周期の勉強法をお試しください!

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