子どもが塾に行っても全然成績が伸びない?学習環境を変えるポイント
塾で伸びない理由・伸びないタイプの子
塾に通う理由は、「学校のテストの点数を上げたい」「弱点を克服したい」「受験で第一志望校に合格したい」様々ですよね。これらに共通しているのは、「成績を上げたい」という期待と希望ですよね。せっかく成績を上げるために塾に通っているのに成績がまったく伸びない。
多くの方がこれまで悩んできたのではないかと思います。期待して塾探しをして、がんばって通っているのに、結果が出ないなんて、ショックですよね。
成績が伸びないのには、必ずどこかに理由があるはずです。では、塾で伸びない、または合わない理由はどういったものなのでしょうか?
塾で伸びないといっても様々理由はあると思いますが、以下についてチェックしてみましょう。
- 勉強のやり方がわからない子
- 宿題をやるも歯が立たず、諦めてしまい結局宿題をやりきれない子
- 疲れなどを理由に、塾に行きたがらない子
塾で伸びる子は、きっかけがあれば自分で勉強できる子だと思います。そういう子は、勉強の仕方についても貪欲に学び、自分から学んでいくものです。
塾で伸びないタイプの子は、もちろん塾の進度に合わせず自分でガンガン問題集を進めたほうがいいという子もいますが、
「勉強のやり方がわからないから、テストの成績が残せず、勉強嫌いになってしまっている」
こういった子の方が多いのではないかと思います。成績を上げることについてはもちろん勉強をすることが大事ですが、「どのように勉強するか」を学ぶことがより大事になってきます。
「では、どのように勉強するか」ですが、どこで勉強をするにしても、成績をしっかりと上げていくには「学習習慣」が大切です。毎日決まった量をコツコツと勉強する。
例えてみればスポーツやダイエットのようなものです。コツコツやればやるほど成果に現れてきます。
勉強についても同じことが言えます。
計算練習も、サボって間ができてしまうと、上手くいかない場合もありますよね。社会の用語も、間ができてしまうと覚えたはずなのに出てこない。こういったことを定着させるために、日々の「学習習慣」は大切なのです。
学習習慣をつけるためには
「学習習慣」をつけるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。実は、「学習習慣」をしっかりと定着させるには、自宅での行動が最も重要になります。
では、どのようなことから始めていけばいいのか。身近なことからご紹介します。
- 生活習慣をしっかりと見直す
- 基礎の勉強を徹底して行う
- 家庭学習ができる雰囲気をつくり、家族も協力する
生活習慣をしっかりする
まずは、1日のすべてである、生活習慣の見直しをすることが大切です。睡眠時間をしっかりと確保し、平日と休日で、起床時間と就寝時間を決めることから始めます。
健康的な生活を確保した上で、そこから勉強時間を当てはめていきます。決まった時間に机に向かう習慣をつくることが、成績アップの第一歩になります。1日10分でも30分でも、とにかく継続することが大切です。」
基礎の勉強を徹底して行う
次に、生活習慣と勉強時間が決まったら、勉強する内容を決めましょう。成績を一気に上げたい一心で、いきなり難問をやろうとするというのは、気持ちは十分にわかります。しかし、難問をはじめ応用問題は、すべて基礎が土台になって成り立つ問題です。
よって、学習習慣作りのための勉強のテーマは、「基礎をとにかく繰り返す」。これが最も重要です。簡単な問題かもしれませんが、正解を繰り返すことで、成功体験を積むことができ、「勉強の仕方」を理解することができます。「基礎をとにかく繰り返す」ことは、成果だけでなく、自信を持つことにもつながるのです。
家庭学習ができる雰囲気をつくり、家族も協力する
これについては、お家の方が勉強を教える、ということではありません。勉強に集中できる環境を整えることに協力してほしいということです。例えば、誰かがゲームをしているところで隣で勉強をするというのは、なかなか難しいことですよね。そこで、ゲームをする部屋と勉強をする部屋を分ける、などしてあげるだけで、勉強に集中できる環境を整えることになります。
また、一人で勉強するときは、自分の部屋よりもリビングなどで勉強することをおすすめします。自分の部屋は趣味にあふれていると思いますので、誘惑がいっぱいです。何が大切かというと、誘惑がないところで、なおかつ、「勉強している姿を確認できるところで勉強させる習慣をつける」ということです。実は、リビングで勉強しているという子は、成績上位生には意外と多いのです。理由は、「自分の部屋よりこっちの方が集中できるから」だそうです。
ただ、ご本人が勉強しているときは、テレビの音量を小さめにして、勉強している姿をひそかに応援してあげてくださいね。
塾でも自宅でも伸びない子が、家庭教師なら伸びる理由
基礎の学習が大切ということがわかったとはいえ…
ここまで、塾で伸びない場合に自宅でどのような行動ができるか、ということを紹介してきました。しっかりと基礎の学習を積み上げるということが大切だということはお分かりいただけたかと思います。
しかし一方で、「ここまで簡単にできていれば、今さらこんなに苦労していない」というところが本音だということは理解しています。
確かに、子供一人で上記のことがすべてできれば何も難しくはありませんが、「根本は塾で伸びずに、勉強が嫌いになってしまっている子」を前提にお話していますから、ハードルは実は高いはずです。
そこで、ご提案です。「家庭教師を派遣してもらう」ことを視野に入れてみませんか?
家庭教師を検討してみよう
家庭教師は、勉強を教えてくれるところは塾と同じですが、勉強時間の間は「目の前の子供のためにどのようにアプローチをしていくか」ということだけを考えてくれます。マンツーマンですから、つまずきもすぐに発見してくれ、成績を上げるために必要なものに勉強方法があるとすれば、その子供に合った勉強方法も丁寧に教えてくれます。
さらに家庭教師は、その子が勉強に集中できるよう、時折趣味の話などを織り交ぜながら教えてくれたり、分からないところを納得するまで教えてくれたりなど、子供に合わせて適切な手法を使って教えてくれることが強みです。メンタルの面も細かく考えてくれたりなど、人見知りしがちな子供にも強い見方となってくれますね。家庭教師のお気に入りの先生となら、勉強を克服できるような気がしませんか?
また、決まった時間に自宅に来て勉強を教えてくれるので、塾に行く手間が削減でくだけでなく、「疲れて寝てしまい、塾に行くのを忘れた」ということもなくなります。学習習慣をつけるためには持って来いです。
勉強嫌いで困っている子だけでなく、家庭教師は、「塾の勉強のレベルには自分にはあまりにも物足りなく、さらに高いレベルの勉強を集中的に自分のペースで勉強したい、教えてもらいたい」といった子にもおすすめです。