2018.09.17

勉強することで想像以上のカロリーが消費されるって本当?

皆さんは、ただ長時間勉強していただけで、別に体を動かしていたわけでもないのに、なぜか頭だけでなく、体全体が疲れ切ってしまったという経験をしたことはないでしょうか?

また、そこまで「疲れ切った」という自覚はなかったとしても、何となく頭の働きが鈍くなってしまい、勉強がちっとも進まなくなってしまったという経験はないでしょうか?

そこで、このような勉強後の消耗とカロリー(エネルギー)消費との関係について紹介したいと思います。

人の活動とカロリーとの関係

人間のすべての活動には、カロリーが必要とされます。
成人の1日当たりの必要摂取カロリーは、平均で約1,800kcalと言われています。

そこで、体重50kgの人の1日の全摂取カロリーを1,800kcalと仮定して、人の活動に必要とされるカロリーを、その活動別に見てみましょう。

頭を使うために必要とされるカロリー

頭を使うためのカロリー、正確には、脳で消費されるカロリーは、全体摂取カロリーの約24%と言われていますので、1,800kcal×24%=432kcalにもなります。

体を使うために必要とされるカロリー

体を使うためのカロリー、つまり運動で消費されるカロリーは、20分の運動で次のとおりです。
・歩く(時速4km)  ・・・ 約 50kcal
・走る(時速8km)  ・・・ 約100kcal
・縄跳び(軽く)   ・・・ 約150kcal
・自転車(時速16km) ・・・ 約70kcal
・水泳(平泳ぎ)   ・・・ 約100kcal
※ 体重が増加すれば消費カロリーも増加します。

勉強によって消費されるカロリー

脳で消費されるカロリーが432kcal、つまり勉強によって消費されるカロリーが432kcalであるのに対して、運動によって同程度のカロリーを消費しようとすれば、体重50kgの人の例によると、次の時間運動することが必要になります。

・歩き        20分×約9=     約180分
・走る(時速8km)  20分×約4~5= 約80~100分
・縄跳び(軽く)   20分×約3=     約 60分
・自転車(時速16km) 20分×約6~7= 約120~140分
・水泳(平泳ぎ)   20分×約4~5= 約80~100分

以上のことから、勉強によって消費されるカロリーがいかに多いのかということが分かるでしょう。

勉強のダイエット効果

勉強によって、運動しなくてもカロリーが消費されるという事実だけに着目すると、勉強すればするほどダイエット効果が得られるのではないかとの期待も高まるのではないでしょうか。

しかし、残念ながら、脳は、人が生きている限り常に活動していますので、単純に勉強時間に比例してカロリーの消費が増えるというわけではありません。

脳が活動によって消費するのは、主にブドウ糖で、それは全摂取量の約25%も消費しています。

ブドウ糖を摂取すると記憶力が高まり、精神的に安定すると言われていることからも分かるように、勉強中に、急に甘いものが欲しくなった経験をした人もいるでしょう。

したがって、いくら勉強しても、本来ダイエットで消費したい中性脂肪の類にはほとんど影響がないようです。

むしろ、甘いものが欲しいという欲求が常態化してしまい、必要以上に糖類を摂取してしまうことの方を警戒しなければならなくなるかもしれません。

それでも勉強とダイエットとを結び付けようとするのであれば、勉強しているからといって糖分の摂取は控えるようにするとともに、脳を活性化させることによって食欲を抑制させるという方法はあるのかもしれません。

おわりに

勉強に特化したわけではなく、脳の活動には想像以上のカロリーが必要とされます。
しかし、勉強とダイエットとを単純に結び付けることはできません。

やはり、日頃からカロリーの過剰摂取にならないように注意するとともに、勉強をする際には、脳の活動に必要なブドウ糖の摂取量に留意し、脳の活動と運動とのバランスを保つようにすることが必要ではないでしょうか。

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