勉強に集中したいのに、どうしても集中できないときの6つの打開策
明日試験があるのに、まだ試験範囲の勉強が終わっていない。いや、かえって勉強していない範囲の方が多い。それでも、諦める訳にはいかない。あなたは、そんな切羽詰まった状況に置かれたら、どう思いますか?
普通は、こう思うでしょう。「勉強を全部終わらせるためには、とにかく勉強に集中するしかない。」と。
しかし、その思いとは裏腹に、自分が勉強に全く集中できないことに、とても歯がゆい思いをしたことはないでしょうか?
勉強に集中できない理由
勉強に集中できないということは、勉強に集中することを妨げている理由があるはずです。まずは、その理由を探る必要があるでしょう。
環境による(外的な)理由
勉強にせっかく集中してきたところに、家族から、「お風呂に入ったら?」、「少し休憩したら?」、「夜食はいらない?」、「もう寝たら?」といった声を掛られる。
テレビ、ラジオの音声や、家族が談笑する声が大きすぎる。
工事や飛行機の騒音が、屋外から聞こえる。
勉強部屋の室温、夏は非常に高く、また、冬は非常に低い。
精神的な理由
勉強に集中しなければならないというプレッシャーから、ストレスがかかる。
勉強以外に何か心配なことがある。
勉強を長時間続けていることによって精神的に疲労する。
肉体的な理由
病気になっている。
一日の学校生活によって肉体的に疲労する。
勉強の集中するための打開策
事前に勉強の計画を立てる
事前に勉強の計画を立てましょう。例えば、毎日の「基本的な計画」として、18:00に帰宅することが決まっていれば、まず18:30シャワー入浴、19:00夕食、19:30から勉強、60分おきに10分休憩し、24:00終了といったものを作成します。
日ごろから自分に合った無理のない計画を立てることによって、突然の試験対策にも慌てることなく対応することができます。
また、この「基本的な計画」を、家族と共有することによって、「基本的な計画」に変更が生じる場合であっても、勉強を始める前に、その変更点だけ家族に伝えておけば、家族に集中力を切らされることもなくなります。
耳栓を使う
試験中に耳栓を使うことはできませんので、耳栓を使って集中することが癖になっては困りますが、どうしても、テレビ、ラジオの音声や家族の声、騒音などに耐えられない場合には、耳栓を使うのも一つの方法かもしれません。
勉強部屋の室温を集中できる温度に保つ
室温調整については、エアコン等のハード面でカバーする必要が生じるかもしれませんが、夏は25℃程度、冬は18℃程度であれば理想です。個人差がありますので、事前に自分の頭が働く状態を保つことができる温度を知っておくとよいでしょう。
勉強に集中できなくても、計画的に勉強すればよいと考える
広い範囲を勉強するためには、「集中すること」は二の次で、「計画的であること」の方を優先すべきであると考えましょう。その結果、「計画」の中で、必然的に「集中」が生まれます。
また、計画的に勉強すれば、勉強疲れも抑制することができます。
勉強以外に心配なことがあっても、まずは目の前のことから片付ける。
勉強以外に心配なことがある場合、それがすぐに解決できることであれば、解決すべきでしょうが、大抵すぐに解決できるようなことは、勉強よりも優先すべき心配なことではないでしょう。
したがって、そこは思い切って割り切って、「まず目の前の勉強を片付けてやる!」と気持ちを切り替えましょう。そうしないと、今ある心配に、勉強の心配まで加わり、もっと精神的に苦しむことになってしまいます。
病気や肉体的な疲労については回復を優先する。
病気や肉体的に疲労している状態では、勉強に集中できなくて当たり前です。
まずは、病気であれば病院に行く、疲労から回復するために休養することが先決です。
まとめ
勉強に集中できないときの打開策を考えたときに、キーワードとなるのは、「計画」だと言えるでしょう。
当日の切羽詰まった状況に限らず、「計画」を立てて勉強することによって、完全に舞い上がってしまった状態から、精神的な落ち着きを取り戻すことができますので、勉強に集中できない状況も必ず打開することができることでしょう。
さらに、日頃から「計画」を立てて勉強する姿勢を身に付けておくことによって、「勉強に集中できなくて大変だ!」といって、焦ることもなくなるのではないでしょうか。