親子で勉強すると喧嘩してしまう!家庭教師や塾をおすすめする理由
どうして親が教えると喧嘩になってしまうの?
たとえ誰かに「分かっていない」と言われようと、お子さんのことを一番分かっているのは、やっぱり親です。
しかし、子どものことをよく分かっている親であっても勉強を教えようとすると、かえって喧嘩になってしまい、お手上げ状態になってしまうことはよくありますよね?どうしてなのでしょうか?
親と子は、どんな仕事をしていてもやっぱり「親子」
例えば教育関係のお仕事をしている先生がいたとします。多くの方が「塾の先生なら息子や娘に勉強教えられるからいいですね」「お家の方は学校の先生だから勉強教えてもらえるね」という風にうらやましいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、先生にから返ってくる答えは決まって「いや、全然そんなことはない」という答えです。
よく話を聞いてみると、親も塾の先生・学校の先生として我が子に勉強を教えようとはするものの、子どもが言うことを聞かず、結局喧嘩となり、かえって上手くいかないというのです。
これは、いくら塾の先生・学校の先生をしていたとしても、それ以前に「親子」の関係だからというのが原因です。親子の関係は「先生と生徒」の関係よりも必ず先に来る関係です。
親子の関係というのは、お互いに緊張感を持たずに話しかけることができますから、良いことも悪いことも何でも言えてしまう関係なのです。
言い方を換えれば、喧嘩するほど仲が良いということですね。しかし、勉強を一緒にするという関係で考えると、残念ながら大きな阻害要因の一つともなってしまっているようです。
親が「勉強しよう」と言っている時点で、子どもは勉強モードじゃない!
そして、勉強に対するやる気のギャップがあまりにも大きいことが、親子での学習が上手くいかないもう一つの理由です。
何も言わなくても自分から進んで勉強する子どもは、親の手はかからないでしょう。自ら勉強する姿勢なんて、素晴らしいですよね。
しかし、親から「勉強しなさい」などと声をかけられて勉強する子どもの場合はどうでしょうか。たいていの場合、そういった声をかけるまで勉強を始めない子どもは、勉強に対するスイッチがオフになっているものです。
つまり、一緒に勉強をしようとする時点で、親はやる気満々の状態、子どもは勉強とは別のものに集中していたはずで、それを遮断されてしまったわけですから、やる気なんて全然ない状態なのです。
勉強までの切り替えが早ければ大したものですが、そういうお子さんはなかなかいません。
親は完璧を求め、ついつい余計なことまで何かと口出ししてしまう
親は我が子のためですから、どうしても勉強をできるようになってほしいと思っています。そのため、知らず知らずのうちにそれを全面に出してしまうことも少なくありません。しかし、一緒に勉強している時点で、どうしてもやる気のギャップが大きく違っていることが多いです。
そのため、思わぬところでつまづいてしまう子どもに対してイライラしてしまい、ついつい感情的になって口を出してしまいがちです。
子ども側も、親に勉強を教えてほしいと頼んでいない場合が多いですから、「頼んでもいないのに何だよ!」となってしまい、それが喧嘩の原因となるのです。
さらに、親子の関係だからこそ、何でも言い合えてしまいます。ここからバトルが始まってしまうこともよくあるのです。
だから、子どものことを一番分かっているはずでも、勉強のこととなると、思った以上にデリケートで難しい問題となってしまうのです。親は勉強をできるようになってほしい一心で子どもと向き合っているのに、かえって裏目に出てしまうことが多くあるということは少なくありません。
他人(塾の先生、家庭教師)だと喧嘩になりづらい
ここまで、「親子」という関係がいかに勉強に対して強烈なのか、なぜ親が勉強を教えることで喧嘩になりやすいかお分かりいただけたかと思います。
では例えば、先程のような教育関係者の親とその子どもの家庭の場合、どのようにして勉強を教えているのでしょうか。
実は彼らのような教育関係者で、指導経験がある親だとしても、子どものことは塾や家庭教師に任せてしまう、ということがほとんどです。教える時間がないというのももちろんですが、多くの理由は、「教えるといつもイライラしてしまい喧嘩になってしまうから」のようです。
塾の先生や家庭教師の場合は、お金をいただいて仕事として指導をしていますから、いくら目の前の子がつまづいたとしても感情的になりません。むしろ、できるようになるまで一生懸命工夫をこらしながら、その子に合った方法で指導してくれます。
また、先生と並んで座ることで、子ども側にも分かりやすいほど「勉強する」という共通の目的がはっきりとします。だから、勉強をせざるを得ない環境に身を置くため、必然的に「勉強する」やる気は親が声をかけた時点よりもあるわけです。
また、塾の先生も家庭教師も最近は「アットホーム感」をウリにしている場合が多くなりました。しかし、距離が近いといっても、親子ほどの距離感や何でも言える関係ではありません。そして何よりも「先生と生徒」という他人同士なので、言うことを反発せずに聞いてくれる場合が多いのです。つまり、親と一緒に勉強しているときよりも、断然塾の先生や家庭教師と勉強するほうが喧嘩は起こりにくいのです。
つまり先生の前では、子どもは勉強モードに入り一生懸命がんばっていることが多いのです。
一生懸命がんばっている子どもの姿を思い浮かべると、嬉しい気持ちになりそうですね。
家庭教師や塾の先生となら、楽しく勉強を学べる
ここまで、親が勉強を教えようとすると喧嘩になってしまうということに対し、家庭教師や塾の先生と勉強することのメリットなどを説明してきました。
家庭教師や塾の先生と勉強することで、
- 勉強する、または勉強しなきゃという認識が芽生えやすい
- ある程度の距離感を保ち、言うことを反発せずに聞き入れやすい
- お子さんの性格に合わせ、共感し、できるまで一緒にがんばってくれる
以上のことが期待できます。1つでもできることが増えてくると、子どもはそれを栄養とし勉強に対する自信をつけ、やる気もアップします。家庭教師や塾の先生と勉強することで、勉強に対し楽しく前向きな気持ちを少しづつでも身に着けていってくれます。
また、他人とコミュニケーションをとって学ぶという経験は、将来必ず必要になってくるスキルで、家庭教師や塾の先生と勉強することは大きな意味合いを持つことになります。他人と一緒にがんばって成果を出す経験を重ねることで、子どももたくましく成長してくれるはずです。
もちろん、家庭教師と塾の先生はひと括りにはできませんし、それぞれの良さがあります。今はたくさんの先生がいますので、相性が合う先生も必ず見つかります。
まずはお子さんにピッタリ合うお気に入りの先生を見つけてほしいと願っております。